フロゼミの使命、想い

フロゼミの使命

私は中学生のときに教えてくださった学校の先生と塾の先生に憧れ、生徒に「教える」職業を選びました。

塾講師を始めたころは指導するのに必死、ただひたすら社会科(当時の専門科目)を教えていました。しかし経験を重ねるとともに「ただ教えるだけでいいのか?」と疑問を持つようになりました。確かに科目を指導することはその子の受験に大きく影響し、何よりも大事なことです。だけどいままで自分が重ねてきた人生の中であった経験を少しでも伝えることで、さらにより深い何かを教えることができるのではないか、いや気づいてもらえるのではないかと。

その想いは受験指導するようになり、さらに強くなりました。受験校を選ぶ際、何で選ぶのか。距離、校風、制服、授業、選ぶ要素はいくつもあります。しかしいちばん大事なのは「3年間、もしくは6年間、選んだ学校に通うのは親や先生ではなく選んだ生徒本人である」ことではないかと思います。

間違った受験校選択をしてほしくない、それじゃあどうすればいいか。
そこで私は設立当時、フロゼミの<使命>を次のように決めました。

当塾の使命は常に塾生に新しい思考の扉を示してそれを開かせ、
できるだけ多くの情報を与えて、
より正しい決断ができるように力を貸すことだと考えています。

毎日の授業ではこの<使命>とともに、私のモットーである「親切・丁寧・誠実」を心がけています。

こんな子になってほしい

2017年8月から進学塾フローライトゼミナールは関西専門の学習塾検索サイト「ジュクサガス」に掲載をお願いしております。

少し長くなりますが、今回、なぜ私が学習塾検索サイトに掲載をお願いしたのか、その考えを書かせていただきます。読む時間なんてないよ!って方は下段をスルーしてくださって結構ですが、私の指導方針も書いてあります。ぜひお読みください。

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2016年10月、私は風邪をひきました。ちょうど中学生の期末テスト対策が終わったその日の晩に喉がイガイガし始めました。

「う~ん、寝不足かな?」

私は寝不足になると典型的に風邪をひいてしまいます。このときもそんな軽い気持ちでした。

1週間後。
ある生徒を叱りました。私が「さようなら。」と言っても「さようなら」と返してくれなかったのです。普段は優しい(?)と言われている塾長ですが、実は挨拶のことになると案外と注意をします。挨拶ができない人間は社会に出ても信用されませんから。その注意しているときに、最初の異変を感じたのです。

「あかん、声がうわずった。」

その日は午後8時に帰宅しました。夕食を食べて、なんだか気分がのらない私は妻より先に寝ました。そして午後11時に目が覚めたとき、病気への一歩が私を襲ったのです。

「こ、声が出ない・・・」

声がまったく出ないのです。あのときの私はプロレスラーの天龍源一郎選手並みのハスキーボイスでした。

そこから身体がいうことをきかなくなります。まずは咳がとまらない。足にむくみがでる。晩、息苦しくなって目が覚める。身体が動かない。最後には体中から汗がとまらなくなります。冬場の寒い1月にです。ここに至るまでに病院には通っていたのですが、ついに入院になります。

1月12日。この日を私は生涯忘れないと思います。初めての入院です。お医者様には1か月の絶対安静を言い渡され、身体には溜まった水分を出すためのカテーテルがつけられました。

なにもしてはいけない1か月、最初の1週間は本当に看護師さんに助けられました。ご飯を食べるにも、薬を飲むにも、トイレに行くにも、すべて看護師さんの助けが必要でした。白衣の天使、の「天使」という言葉は嘘ではありません。

1週間して身体が楽になり始めると、看護師さんと気軽にお話ができるようになりました。それまでは酸素マスクをつけていたのでろくに会話もできませんでした。ある日、私のケアをしてくださっていた担当看護師さんが言われました。

「濱元さんは良い人ですね。」

いや、普通にお話しているだけです、それなのになぜ「良い人」?すると看護師さんがボソッとつぶやかれました。

「看護師をバカにしている患者さん、いるんですよ…」

そんなアホな。最初は信じられませんでした。だって死にそうになっていた私(実際の話、あと入院が10日遅かったら、家で寝たまま死んでいた可能性があったそうです)を主治医の先生と一緒に助けてくださった命の恩人。そんな看護師さんをバカにするなんてあるの!?

答えはすぐに見つかりました。数日後、私は心臓リハビリテーション(という名のラジオ体操)のためにリハビリ室にいました。そこは入院患者だけでなく、いままで入院していた外来患者も来られていました。リハビリ中に何かあってはいけないので、必ず身体にモニターをつけます。入院患者は入院中ずっとしているので改めて装着する必要はありません。ですが外来患者はその場でモニターをつけます。モニターをつけるときに台紙のゴミがでます。そのときのリハビリ担当看護師さんがある外来患者(男性、結構なご年齢)にこう言話しかけました。

「●●さん、(台紙の)ゴミもらいますね(^^)」

さて、ここで問題。あなたならなんと答えますか?

この話をすると生徒は全員同じ答えでした。

「ありがとう(ございます)。」

しかしそのご老人は違ったのです。看護師さんにこう言ったのです。

「お前がゴミや!」

私は思わず2度見してしまいました。看護師さんは「そんなこと言わんと(^^)」と笑顔で回収されました。例え冗談であろうと言っていい言葉ではありません。いや、冗談でも絶対に言ってはいけません。信頼関係があったとしても(あったら言わないと思いますが)、命を助けてくださる看護師さんに「ゴミ呼ばわり」するとは。

そのときに私は前述の看護師さんの言葉の意味がわかったのです。

「看護師をバカにしている患者さん、いるんですよ…」

おかげさまで私は2月に退院することができました(生徒・保護者様には大変ご迷惑をおかけしました)。このような出来事があってから私の中で今後の指導方針が決まりました。

「人に迷惑をかけない、人に思いやりの心を持てて、人に親切になれる大人になってほしい。」

いま通ってくれている生徒はもちろんですが、少しでも多くのお子様に私の願いが通じれば…

そんな思いから今回、ジュクサガスさんに掲載をお願いしました。実はいままでこういった塾掲載サイトには載せていませんでした。ほとんどの塾掲載サイトって大手塾向きでして…それなら私は私や副塾長を頼ってくださる生徒に全力を注ごう、だから塾掲載サイトには頼らない、と。ですがジュクサガスさんは生徒や保護者様のご意見を学習塾の大きさによって変えることはありません。むしろ地域に根ざした学習塾ほど検索されやすくなっています。それならジュクサガスさんに掲載をお願いしよう、ということになりました。

フロゼミの様子

普段のフロゼミは午後4時ぐらいから小学生が集まり始めます。中学生は午後7時ぐらいでしょうか。

フロゼミは学年別の時間割がありません。自分が都合のいい曜日・時間に来るスタイルです。なので帰る際に「次は●曜日の〇時に来ます!」と言ってから帰ります。

授業は各学年が熱中できる教材を使用しています。

小学生の算数は確実に理解しながら次単元にすすめる教材、国語は感性豊かな人間になることが可能な教材を使用しています。中学生は受け身にならない映像授業を中心に各自が勉強してくれています。

ときに塾長のおもしろくない(?)ダジャレや話に無理やり笑ってくれたりしますが、基本は黙々と自分のやるべきことに取り組んでいます。

フロゼミでの勉強で少しでも自分にプラスになるようなことを吸収してくれたらうれしいです。