2019年大阪公立(社会)

大阪府公立高校一般選抜問題(社会)を解いてみた。(大問3)

2019年3月11日(月曜日)に実施された大阪府公立高校一般選抜問題の社会を解いてみました。

(1)奈良時代の税に関する問題

①は誰しもが中学校で習った租・庸・調が選択肢。収穫の約3%にあたる稲を納めたのは租(歴44太字)。②の8世紀は701年から800年のこと。平城京遷都は710年なので、これが正解だとわかります(歴42)。

(2)室町時代に関する問題

①と②、ともにオーソドックスな問題。①は足利義満が勘合貿易、別名日明貿易をしていたことを覚えていたらできます。②は漢字指定なので惣と書きましょう(歴83太字)。

(3)江戸時代に関する問題

①は文章中に「わいろの横行」とあり、1786年に老中を辞したと書いてあります。わいと+老中=田沼意次(歴128太字)。②の並び替え問題は年号を覚えるか、流れを覚えるしかありません。私は歴史を流れが重要と考えています。レザノフが日本にやってきて、異国船打払令を出したが、アヘン戦争で強国と思っていた清が負けたので廃止した、という流れを知っていれば問題ありません(歴129、132、133)。

(4)明治時代に関する問題

①の富岡製糸場は富国強兵・殖産興業のスローガンのもとにつくられた官営模範工場、つまり明治初期の出来事です。明治初期の出来事は交通網の整備が考えられるのでウの鉄道が正解(歴164)。

②の記述問題は%の記号を使うという条件付き問題。地租改正は最初3%でしたが、地租改正反対一揆があり2.5%に減ります。大阪府公立高校の記述問題は部分点があるので、何か書くことから意識しましょう(歴163)。

(5)第二次世界大戦に関する問題

説明を省略します。②は(歴255)に記載があります。

まとめ

大問3はすべて歴史の問題。奈良時代、室町時代、江戸時代、明治時代、第二次世界大戦とまんべんなく出題されています。10問中9問が教科書掲載内容。

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