2019年3月11日(月曜日)に実施された大阪府公立高校一般選抜問題の社会を解いてみました。
(1)自然環境に関する問題
(a)および(b)ともに定期テストでは必ず出題される問題。(a)の環太平洋(地138太字)、(b)フォッサマグナ(地140太字)、ともにぜひ正解したいですね。
(2)行政に関する問題
①の国土交通省ですが、これは(公89)の図しかなく、仕事内容までは記載されていません。学校や塾で先生が仕事を説明されたかが鍵となります。②の国務大臣は(公88太字)にあります。
(3)国際組織の略称に関する問題
国連教育科学文化機関の略称を答える問題。答えはUNESCOですが、公民の教科書にはP16、P172、P192、P244と4ページにわたって掲載されています。もちろん他の組織(UNHCR、UNCTAD、UNICEF)が答えになってもおかしくありません。
(4)富士山に関する問題
①の「富嶽三十六景」の作者を答える問題は(歴131)に太字で書かれているだけでなく、富嶽三十六景の絵まで掲載されています。②と③ですが、これは都道府県を覚えるのがもっとも効率的だと思います。せめてAは標高の高い山が集まっているから長野県、と発想したいところです。
(5)雨温図に関する問題
私が授業する際、この雨温図の問題は100%正解するように指導しています。中央高地の気候の特徴は「1月だけ温度が0℃を下回っていること」。この特徴はイしかありません(地145図)。
(6)グラフ読み取りの問題
今年の中でいちばん難しい問題です。これに関しては後日掲載します。
まとめ
(1)のような基本的な問題もあれば、(6)のような読み取りで苦労する問題もある大問2。10問中7問が教科書掲載であることを考えれば、やっぱり簡単な大問なのでしょうか。