2019年大阪公立(社会)

大阪府公立高校一般選抜問題(社会)を解いてみた。(大問4)

2019年3月11日(月曜日)に実施された大阪府公立高校一般選抜問題の社会を解いてみました。

(1)議会制民主主義に関する問題

「人民の、人民による、人民のための政治」を用いたアメリカ大統領を答える①。模範解答は「リンカーン」ですが注意事項で「リンカン」でもよいとあります。枚方市が使用している教科書はリンカンです(歴151)。②は選挙の4大原則について。これが「秘密選挙」に関する問題だと判断するのは難しいかも(公77)。③(a)はフランス革命と同じ時期の出来事を選ぶ問題ですが、市民革命の1つであるアメリカ独立戦争の「アメリカ独立宣言」があるので易しいです(公36)。(b)は自由権の1つ1つまでしっかり覚えているか確かめさせられる問題です(公52)。

(2)三権に関する問題

①(a)は漢字5字指定。予算案が衆議院と参議院で異なった議決をした場合、両院協議会が開かれるんですね(公85)。(b)は国税を選ぶ問題。すべて、とあるので2つ以上あると考えましょう。(公147)の図をしっかり覚えましょう。(c)内閣不信任決議が可決された場合、内閣はどうするのかを答える記述問題。記述問題ですが、公民の教科書89ページに太字で書かれているので難易度は高くありません。

②(a)地方公共団体は住民が一定以上の署名を集めれば、直接政治に反映させることができます。直接請求権ですね。その請求先は内容によって違うので区別して覚えなければなりません(公105図)。(b)aは地方公共団体の自主財源にあたるものを答えるだけなので地方税(公106太字)ですが、bは地方交付税交付金がある理由を答える記述問題。記述問題ですが、模範解答とほぼ同じことが教科書P106に書かれているので、こちらも(2)(c)と同じく難易度は高くありません。

③はaもbも記述問題。上記の比べて内容は少し難しいですが、こちらも教科書78ページに書かれているので難易度は高くありません。

まとめ

公民の大問4は12問すべてが教科書に書かれています。極端なことを書けば、教科書の隅から隅まで覚えてしまえば北野高校も夢ではない、ということです。もちろん覚える努力は並大抵ではありませんが。

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